【出張メンテ】in香川県 まんのう天文台&五色台少年自然センター
更新日:2022年6月4日
さわやかな5月の風に乗って。。
当店がある福岡県大野城市から車で約6時間。
四国香川県の天文台施設までメンテナンスに行ってきました💨
今回の記事ではメンテナンス作業の様子などをご紹介したいと思います。
それと香川出張では個人的に楽しみにしている"アノ食べ物"があります。
出張中の楽しみは出張メシが9割!?
という持論の下、香川突撃リポートです💦
まんのう天文台。
初日は仲多度郡まんのう町の"まんのう天文台"へ。
漢字で書くと"満濃"
1年ぶりの訪台(=訪問天文台)となりました!!
ん⁉
門柱に見なれないキャラ発見⁉
近づいてみると、、、
町のキャラクター"まんテンちゃん" だそうです!
星型の頭飾りとポシェット、手に持つ望遠鏡は天文台オリジナル装備。
前台長さんのお手製だそうです。
ではさっそく天文台の中へ。
主砲ミューロン300CRS。サブ機にTOA130N。
まずは口径30cmの主鏡から。
約1年間のホコリや汚れが堆積しています。
ブロアーの風で堆積物を吹き飛ばしたのち、
鏡面の洗浄を行いました✨
赤道儀は中央光学片持ちフォーク式。
アームの部分は赤緯側の駆動部ですね✨
ちょうど太陽が出ていたお昼過ぎ。
劣化していたブロッキングフィルターの交換を昨年に行ったばかりでしたので、
LUNT太陽望遠鏡の太陽像実視点検。
元気まんまんなプロミネンスが確認できました。
ドームがスムーズに回転できるように。
目隠し板を取り外し各部のチェックを行います。
ドームを支える車輪と横ブレを防ぐ車輪は鉄製の回転車輪。
近年ではMC車輪(青色の)などがよく使用されるので、
この堅牢な鉄製車輪はあまり見かけなくなりました。
まんのう天文台は約40年前に個人の方が建てた私設天文台。
その後、町に寄贈され公共公開天文台としてリニューアルオープンしたのが2014年。
リニューアル工事の時、(私はまだ入社前でしたが、)スリット開閉用のモーターや電源供給トロリール(オレンジ色の)などが新たに取り付けられたそうです。
各所には当時のままの部材が残っていたりして、どことなく懐かしさを感じます。
そんな思いに浸りながら1日目まんのう天文台の作業は終了となりました。
五色台少年自然センター。
日程2日目は高松市の"五色台少年自然センター"
宿泊学習施設に併設された天文台ですが、
天文台は施設利用外でも「星を見る会」として一般公開されています。
それでは天文台の中へ。
主砲は60cmカセグレン。
上空にハロがうっすらと♪
筒先の方向が少し危うく見えますが、
スリット開口部をかわしており太陽には向いていません。
鏡筒から口径60cm主鏡を取り外し。
昨日のまんのう天文台と同様、
まずは鏡面のホコリや汚れを風で吹き飛ばし。
その後、鏡面の洗浄にかかります。
赤道儀、ドームの各部も点検。
※こちらはダイジェストでお届け。
最後に光軸調整。
筒内のセンタリング調整後です。
ちょうど現場に着いた時、
お揃いのジャージを着た中学生ぐらいの団体が集まっていました。
観光バス4-5台くらいかな?
一時期は控えていた学校行事も徐々に戻りつつあるようですね。
五色台少年自然センター宿泊学習の際には、
ぜひこの天文台の望遠鏡で香川の星空を体験してほしいものです。
ということで、
作業2日、移動日を含め4日間の日程は終了しました。
ありがとうございました!
トミタの天文台メンテナンス
天文ハウスTOMITAでは、
小型望遠鏡のメンテナンスだけではなく、
天文台施設の大型望遠鏡や天体観測ドームなどの、
【メンテナンス】【修繕】【改修】も承っております。
詳しくは天文ハウスTOMITAメンテナンスページより。
またご相談はお問い合わせフォームより。
公共施設、個人天文台、問わず対応いたします。
余談ですが、、、せっかく香川まで来たんだから●●●●食べて帰りたい!!
弊社が所在する福岡のうどんは柔らか~い麺が特徴。
ラーメンはバリカタ文化なのになぜかうどんはやわやわ。
年に1、2度ほど、
あのコシの強~~いうどんを体が欲するのです(個人の体感。)
そうです。
"さぬきうどん"をもとめて!
出張スケジュールをなんとかやりくり。
最終日、帰路につく前に突撃成功。
お店はまんのう天文台台長おすすめで今回が2回目の訪問。
セルフ式のオーダー方法にもだいぶ慣れてきました。
「肉ぶっかけ温で!!」
しょうがもりもり。つるつるしこしこ。
「うんま。。。」
うどんの神様に、
今年も無事に仕事が終わった感謝と、
帰路の安全をお願いしながら瀬戸大橋を渡り香川を後にしました。。
以上、余談でした。
最後までご覧いただきありがとうございました!!
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