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"三鷹GN-40"移設大作戦(搬出編)

2016年、熊本地震。

震度6~7の揺れが複数回にわたり発生しました。


熊本空港そばにある、

"東海大学宇宙情報センター"

震源地からも近く甚大な被害を受けました。


研究施設として立ち並ぶパラボラアンテナ群も大きな被害を受け、

施設の復旧が難しい状況が続いていました。

その一角にはこの天体観測ドームもありました。


地震のダメージによりドーム回転機構が破損。

現在は動かなくなった天文台です。


ドーム内にはまだ稼動する"三鷹光器GN-40"


施設全体の復旧が難しい状況が続く中で、

一連の地震で最も被害が大きかったとされる、

"東海大学阿蘇キャンパス"がこの地に移設されることが決定しました。


残念ながら既存の宇宙関連施設は年内の取り壊しが決まりました。


そんな中、

無傷だった"三鷹光器GN-40"だけでも救出しようと、

尽力された大学関係者の方々からご依頼をいただきお手伝いに伺いました。


搬出に際し、分解できるパーツを取り除きます。