金星と木星の超大接近日が迫る
こんにちは、ホシゾラノサカイです(*'▽')
「夕方、西の空に輝いているあの明るい星は何ですか?」
「なんだかあの明るい星同士が前より近づいている気がするんですけど…」
と、私がいる春日市白水大池公園星の館にも問い合わせや質問が多くなりました。
あのふたつの星は金星と木星です!
2023年2月24日現在、西の空でむっっっちゃくちゃ明るく輝いている方が金星(-4等星)で、金星の上にある金星に次ぐ明るい星が木星(-2等星)です。
ふたつの星は今現在うお座に位置し、周囲に他に明るい星が全くないためかなり目立っています。(一般的には)ちょうどご自宅に帰る夕方に輝いているので特に多くの目に留まります。
昨日(2月23日18:40頃)、スマホで撮影した写真です。
春日市白水大池公園星の館の第二のマスコットキャラクター“やかんちゃん”です。可愛いですね。そんなやかんちゃんの目線の先にあるのが『月』。その下にあるのが『木星(ちょっと見にくいかも)』。さらに雲を挟んで下にあるのが『金星』です。
離角(二つの対象物の見かけの距離)が、月と木星だと6度くらい、木星と金星だと7度くらいです。
これだけ明るく輝いてくれるとちょっと古めのスペックのスマホでも十分写ってくれます♪
そしてこれが今日、晴れたら見える西の空の様子。
月は木星からさらに上(離角19~20度)にあるので画面からはみ出ました。
木星と金星の距離はあまり変わっていないように感じるかもしれませんが1度縮まり、離角6度くらいになっています。
そして、最接近は3月2日。
下の図のようになることが予想されます。
さすがに近い!!!
たった1週間でこんなに動くんだ!!!
この日、木星と金星は離角0.5度まで近づきます( ゚Д゚) 0.5度って!こんなに近づいたらくっついて見える!?
と言いたいところですが私の体感では0.5度は想像しているよりちゃんと離れて見えます。
これが1週間の木星と金星の動きです。(すべて福岡の19:00の空)
単純に近づいている、というよりお互いの動きが違う中たまたますれ違う感じでしょうか。
そして地球から見える夜空の中で超大接近するふたつの惑星ですが実際の宇宙ではかなりの遠近感です。
2023年3月2日の地球と金星の距離は約2億㎞。
それに対して地球と木星の距離は約8.7億㎞。
木星の方がなんと4倍以上も遠くにいます。
たまたま同じ方向に見えているだけなんですね~!
まぁ何はともあれ私たちが住む地球からは毎日接近していく様子が見られます!!
晴れたらぜひ毎日観察してみてください!
そして毎日観察する時はぜひ離角も測ってみてください。『今日は●度だなぁ。昨日よりちょっと1度近づいたな!』という専門家みたいな楽しみも増えるハズ♪
離角の測り方は、
例えば『腕をグーーンと伸ばして、拳を握って、拳の縦の幅が約10度』という感じで使います。これは大人の手でも子供の手でも同じように使っていただけます。
ブログ読んだだけでは忘れてしまいそう…
と思ったらぜひホシゾラノサカイの動画も見てみてください(*'▽')同じことしゃべってます☆彡 (面白かったらチャンネル登録・高評価・コメント、ぜひよろしくお願いします!)
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