鏡筒メンテナンス 2021年4月のまとめ
4月1日の受け入れ再開と同時に全国からメンテナンスご依頼品が続々と届きました。
休止期間中に必死で消化したバックオーダーを"あっ"という間に抱え込んでしまったわけですが、なるべく早くメンテナンス作業に取り掛かり、なるべく早くお返しできるよう進めております。ご依頼をいただいた皆さまには感謝申し上げるとともに、機材お預かりの間はご不便をおかけいたします。
さて、
今月も様々な鏡筒のメンテナンスを行いました。少しですがその内容をご紹介をさせていただきます。一部の機材マニアの方に向けたニッチな連載です。
ご興味のある方のみ(?)お読みいただければ幸いです。
☆ペンタックス100SDUFⅡ

"ぼてー"っとした見た目でおなじみ"ツチノコ"。
リニューアルされた2台目は外観塗装も上質な仕上げ、光沢が光ります。

主な症状はレンズのくもり。保管時の湿気が一番の要因となります。

4群4枚構成ですが、主にくもり症状は前群にみられました。
星像コントラストも落ちていましたが解消。
"100SDUF"の特徴の一つともいえる"大型ヘリコイド"。分解しグリス交換。
ねじ込み固定部に付着するグリスの染み出しがみられた筒内の洗浄。
製造中止から長くなるペンタックス鏡筒ですが、現在でもご愛用者が多い印象です。
☆タカハシ MT-130