top of page

鏡筒メンテ 2021年2月のまとめ

現在、新規ご依頼休止中のため、

今月はかなり多くの鏡筒メンテを行いましたが、、

年度末の繁忙期も重なり、てんやわんやでブログ用写真の準備まで手が回らず。。。

今回ご紹介できる機材は2例のみでございます。


いつも楽しみにしていただいている一部の機材マニアの方、すみません。。。

ボリューム少なめですがお読みいただければ幸いです。

 
☆アストロ光学 LN-112S

まず注目したいのはこの塗装色。


吸い込まれそうな空色。

まるで異国の街を走るクルマのようなオシャレカラーです。


外装の洗浄を行いましたが、

けっこう丈夫な塗装で磨くとスカイブルーが復活しました。



発売は1980年代中ごろ。

貴重な当時のカタログを発見しました。

"天空のロマンを求める名機"

ちょっと見にくいですが、LNマウントの搭載重量は20kgですから驚きです。


今回はシリーズの中から最コンパクトモデル"LN-112S"

各反射鏡の再メッキとオーバーホールのご依頼をいただきました。


主鏡の裏面照射の様子です。膜抜けが目立ちます。

再メッキコーティング(AlSiO)のビフォーアフターです。


オーバーホールでは筒内の洗浄を行いました。

洗浄作業ビフォーアフターの様子です。


最後は、主鏡組み込み前のビフォーアフターです。


鏡面の周囲(白っぽいところ)は、残念ながら硝材に劣化がみられたため、メッキの"ノリ"があまり上手くいきませんでした。ただ、幸いにも鏡全面には達しておらずこの程度なら通常