top of page

鏡筒メンテ 2021年2月のまとめ

執筆者の写真: Orthoscopic13Orthoscopic13

現在、新規ご依頼休止中のため、

今月はかなり多くの鏡筒メンテを行いましたが、、

年度末の繁忙期も重なり、てんやわんやでブログ用写真の準備まで手が回らず。。。

今回ご紹介できる機材は2例のみでございます。


いつも楽しみにしていただいている一部の機材マニアの方、すみません。。。

ボリューム少なめですがお読みいただければ幸いです。

 
☆アストロ光学 LN-112S

まず注目したいのはこの塗装色。


吸い込まれそうな空色。

まるで異国の街を走るクルマのようなオシャレカラーです。


外装の洗浄を行いましたが、

けっこう丈夫な塗装で磨くとスカイブルーが復活しました。



発売は1980年代中ごろ。

貴重な当時のカタログを発見しました。

"天空のロマンを求める名機"

ちょっと見にくいですが、LNマウントの搭載重量は20kgですから驚きです。


今回はシリーズの中から最コンパクトモデル"LN-112S"

各反射鏡の再メッキとオーバーホールのご依頼をいただきました。


主鏡の裏面照射の様子です。膜抜けが目立ちます。

再メッキコーティング(AlSiO)のビフォーアフターです。


オーバーホールでは筒内の洗浄を行いました。

洗浄作業ビフォーアフターの様子です。


最後は、主鏡組み込み前のビフォーアフターです。


鏡面の周囲(白っぽいところ)は、残念ながら硝材に劣化がみられたため、メッキの"ノリ"があまり上手くいきませんでした。ただ、幸いにも鏡全面には達しておらずこの程度なら通常使用ではそれほど影響なないでしょう。


復活した"LN-112S"でまた天体観測を楽しんでいただきたいです♪


 
☆MT-200(接眼部のみ)

少し前の記事でもご紹介しましたが、

パーツのみのメンテナンス依頼も状態によってお受けしております。


今回は、かなり使い込まれた感のある"MT-200接眼部"のみをお預かりしました。

まずは分解してみましょう。


外観塗装の劣化はありましたが各部パーツに問題はありませんでした。


長年の使用で劣化したグリスを洗浄します。


洗浄後は組み立て。新しいグリスをぬりぬり。


筒内つや消し塗装の補修。塗料ぬりぬり。


メンテナンスついでに、マイクロフォーカス"MEF-3"の取り付け。


取り付け箇所のピニオンシャフトが錆びてたので軽く磨き。


完了です。

鏡筒への取り付け及び調整はお客様に行っていただきました。


 
☆最後にお知らせ

鏡筒メンテナンスの新規ご依頼は2020年12月で休止しております。

休止期間中はすでにご依頼を受けている、

バックオーダー分の作業に専念させていただきます。

(新規受注は2021年4月より再開予定といたします。)

なお、

休止期間中もお問い合わせやお見積りには対応をいたします。

ご質問やお見積りは、

メンテナンスページお問い合わせフォームよりご連絡くださいませ。

より良いサービスの提供のため、

ご不便をおかけいたしますがご理解くださいますようお願い申し上げます。

<(_ _)>


最後まで読んでいただき、

ありがとうございます!



閲覧数:747回0件のコメント

最新記事

すべて表示

Comments


bottom of page