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タカハシ εエクステンダー160ED 2022年3月8日(火)新発売

 

■εエクステンダーとは

 

イプシロンは、マイナスのパワーを持つ凹面の主鏡とプラスのパワーを持つレデューサー系の補正レンズを組み合わせて像面湾曲補正の条件となるペッツパール和をゼロにする設計で、主鏡の非球面係数を双曲面化することで、球面収差とコマ収差もゼロにするというタカハシオリジナルの光学系です。
補正レンズの後ろは平坦な像面になるので、カメラレンズ用のエクステンダーを取り付けると収束光線を拡大するため、焦点距離を2倍に引き延ばすと収差が4倍に悪化してしまい、トリミングしたのと変わらない星像になってしまいます。

新発売のεエクステンダーは5群7枚構成で、機種に合わせた専用設計によりコマ収差の補正を行なっています。使用すると焦点距離を1.5倍に拡大しますが、星像は直焦点と同等以上のものが得られる超高性能なエクステンダーです。

具体的にはε-160EDの530mm f/3.3を800mm f/5.0に延長します。光学性能は、RMS-SPOT直径で中心1ミクロン、フルサイズ周辺3ミクロンという高性能な設計です。
また、収束光線系である主焦点に対して発散光線系であるエクステンダーのため、周辺光量の落ち込みも少なくなり、フルサイズ周辺の光量を60%以上確保しています。

眼視性能も、タカハシの非球面研磨技術とが相まって高倍率性能もとても良好です。f/5のニュートンとしては非常にコンパクトな外形にもかかわらず、エクステンダーを使用することでf値が大きくなり主焦点時よりアイピースの負担も軽減されるので、形状は短焦点ニュートン式でもコマ収差の無い理想的な反射望遠鏡となります。

 

取り付けは、ドロチューブ後端の補正レンズを外して交換します。
使いやすさを考慮して、εエクステンダーに組み替えてもピント位置は補正レンズとほぼ同じになるよう同焦点に設計しています。
なお、旧タイプのε-160は主鏡の非球面係数が異なるため使用できません。

 

タカハシ εエクステンダー160ED(お取り寄せ)

¥105,600Price
  • 対象鏡筒 ε-160ED
    焦点距離 800mm
    口径比 1:5.0
    イメージサークル φ44mm
    光学系 5群7枚
    最大径×全長 72.0mm × 109.2mm
    鏡筒側 M60 P=0.75
    カメラ側 M54 P=0.75
    質量 480g
    フィルター φ48mm 装着可

     

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