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  • 執筆者の写真Amamon3

冬の星座 おおいぬ座

みなさんこんにちは。あまもんです。

季節の星座紹介コーナー!今回の星座は冬の星座のおおいぬ座です。


とても目立つオリオン座のお隣にあり、これまたとても目立つ明るい星があります。


星座や星の名前も知らなくても、オリオン座を見たことある人ならきっと視界に入っていた星座「おおいぬ座」についてみていきましょう。


※お店には案内ボードも掲示しております。ご来店の際はぜひご覧ください。

※観測する時間は夜0時までとしてお話ししています。



☆おおいぬ座★

おおいぬ座は冬から春の始めまで楽しめる冬の星座の1つ。

全天で一番明るい「シリウス」という星があります。

オリオン座を見つけられたらすぐに見つかる星座なので、冬の夜空で探してみよう。

(StellaNavigator / AstroArtsより)

おおいぬ座のすぐお隣のオリオン座。おおいぬ座が見つからないときは、オリオン座の三ツ星を斜め下(南東)へ伸ばしていこう。



《おおいぬ座の星》

(StellaNavigator / AstroArtsより)

ココからは①②を初級編、③④⑤を上級編としてご紹介!



~初級編~

①シリウス(発見難易度★☆☆)

(国立天文台より)


おおいぬ座の鼻先に輝く星。全天21個しかない明るい星たち「1等星」の中でも最も明るい星。他の冬の1等星と冬の大三角や冬のダイヤモンドをつくる。


発見されている恒星の中では太陽系から7番目に近いところにある。けっこうご近所。


名前はギリシャ語の「焼き焦がすもの(セイリウス)」が由来

シリウスのあまりの明るさに古代の人も燃え盛る炎のイメージと重なったのかも。


 別名 :おおいぬ座α星、Dog Star、大星、天狼 など

 色 :白(青白)

 距離 :約8.6光年

見かけの等級 :-1.46



②アダラ(発見難易度★☆☆)

(StellaNavigator / AstroArtsより)


おおいぬ座の後ろ脚の付け根にある星。1等星の次に明るい星に分類される68個(67個?)の2等星たちの中で最も明るい星。おおいぬ座は1番がお好き。


鼻先(上の写真では口の前)にある星「シリウス」から南に下がったところ、アルドラ、ウェズン、アダラの3つの星で「への字」に並んでいる姿が見える。その一番右(西側)

名前はアラビア語の「乙女たち」から。なぜそこにおとめたち。


この星に特に何かあるわけではないが、南極老人星(カノープス)を見つけることができる3つの星の中で最も明るいので紹介した。


 別名 :おおいぬ座ε星

 色 :白

 距離 :約405光年

見かけの等級 :1.50



【カノープスの見つけ方】

1. おおいぬ座のへの字を見つける

2. 2等星アルドラと2等星アダラを結ぶ線を3等分する

3. 3等分した点のアダラ側(B点)と2等星ウェズンを結ぶ

4.そのまま下(南)へ伸ばす

※カノープスが見えるかどうかは時間と日付と場所次第

※ちょっと左にずれると、とも座の3等星にあたる



~上級編~

③シリウスB(発見難易度★★★★★)

「シリウスBチャレンジ」ウェブサイトより)


おおいぬ座のシリウスをまわっている星。星が寿命を迎えた後の燃えかす「白色矮星」の姿でとても暗い(8等)

主星シリウスA(-1.46等)が明るすぎてなかなか見ることができないが、2020~2030年はシリウスAから最も遠く離れるため見やすい…ハズ。

「シリウスBチャレンジ」ウェブサイトより)


我こそは!という勇気あるチャレンジャーは

「シリウスBチャレンジ」

で検索ください(´ー`)



④M41(発見難易度★★☆)


(国立天文台より)


おおいぬ座にある散開星団。シリウスから南へ少し下がったところにある。

月と同じくらいの大きさに広がる大きな星団で、双眼鏡で楽しめる。


 別名 :Mel 52

 距離 :約2300光年

見かけの等級 :4.5等



⑤145番星(発見難易度★★★)

おおいぬ座の背中にある色違いの2つの星。

目や双眼鏡では1つの星に見えるが、望遠鏡で拡大して見ると2つの星に見える二重星

探し方を覚えれば街中でも見える。


 別名 :h3945

 色 :赤(hip35210)、青(hip35213)

 距離 :約6270光年、約258光年

見かけの等級 :4.83等、6.02等


【145番星の見つけ方】

①おおいぬ座のへの字を見つける

② ファインダーで2等星ウェズンを見る

③ 視野の端にある二つ並んだ星に移動する

 (上の画像で左(8時方向)にあるたて並びの星)

④視野の端にある二つ並んだ星に移動する

 (上の画像で左上にあるたて並びの星)

⑤上(北)にあるやや明るめの星に移動して、拡大する。

 (上の画像で円の上にある黄色っぽい星)


以上です!



冬の星座オリオン座やおうし座の天体を観測したら、この「おおいぬ座」の天体たちの観測にもにチャレンジしてみよう!

星探しのテクニックが身につくかも?


それでは、よい星空ライフを(=゚ω゚)ノ



あまもん

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