MEADE 16”(40cm)の制御システム交換を行いました。
今回、MEADE社のフラッグシップモデルLX200-40が故障したというご相談を受けました。そこでかねてから商品開発を行っていた制御システムがようやく完成し、新システムへ更新を行いましたのでご紹介いたします。 MEADE LX200-40はLX200シリーズ最大の口径を持つフォーク式望遠鏡セットで、公共施設や個人様天文台でも広く活躍している望遠鏡です。しかし、フォークマウントと一体型になっており、制御システムの電気系に不具合が起きた場合、望遠鏡一式が使えなくなるというリスクを持っている望遠鏡とも言えます。国内ではすでに本機の修理サービスは見込めないということもあり、当店に数多くご相談が寄せられる機種でもあります。 今回の不具合のケースは電源投入後、モーターが暴走して止まらなくなるといったものでした。MEADEの望遠鏡で多い不具合のひとつですね。基板の部分修理は難しいので、制御系一式を交換することをご提案いたしました。 修理部品の分解 制御システム更新のために必要な部品を分解していきます。まずは赤緯(DEC)側。 次に赤経(RA)側も分解していきま