【メンテ】望遠鏡オーバーホール~タカハシFS-102屈折鏡筒~編。

近ごろになってようやく、
鏡筒メンテナンスの進行状況に、
僅かではありますがゆとりを持てるようになりました。
以前の連載から少し間が空いてしまいましたが、
また当ブログにてメンテレポートを書いていこうと思います。
ご興味がある方はどうかお付き合いくださいm(_ _)m
当面は不定期更新となりますがよろしくお願いいたします。
タカハシ FS-102

"タカハシFSシリーズ"は1994年に登場。
FCシリーズ時代からの技術進歩により、
マルチコートを施せるようになったフローライトレンズを、
光学的に理想であるる前玉に配置した二枚玉アポクロマート鏡筒。
旧FCシリーズより球面収差で15%も低減されているそうです。
手ごろなサイズ感と高スペックな光学性能で、
生産終了から長く経過した現在でも多くのユーザーがいらっしゃるようです。
さて、
今回のご依頼鏡筒"FS-102"ですが、
しばらく使用されずに保管状態が続いていたそうです。
それではメンテナンス経過をご紹介します。

季節外れの粉雪のように、
レンズ全面に白くポツポツとカビの付着がみられます。