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秋の星座 みずがめ座

10月に入り、急に気温が下がりましたね。

分かりやすくこれが秋か~と、感じます。

今回の「季節の星座紹介コーナー!」は、「みずがめ座」です。


※お店には案内ボードも掲示しております。ご来店の際はぜひご覧ください。


★みずがめ座★

みずがめ座は1番明るい星でも2.9等星と暗い星々で形作られているため、なかなか見つけづらい星座です。しかし、2023年~2025年は明るく輝く土星が位置していますので、みずがめ座を見つけるチャンスとなっています!


《みずがめ座の探し方》

(2023年10月15日20:00 南の空)


夜8時の南の空には明るい星、土星が輝いています。その土星が位置している星座がズバリ!みずがめ座です。土星の左下には、みなみのうお座の「フォーマルハウト」が輝いています。ちなみに、土星を中心にして、土星からフォーマルハウトまでの長さを半径とした円を描くと、大体みずがめ座の領域となります。(2023年限定)


《みずがめ座の星》

みずがめ座の主な見どころとして、

①「三ツ矢マーク」

②M2(球状星団)

③NGC7293「らせん星雲」(惑星状星雲)

をご紹介します!


☆①三ツ矢マーク☆

土星の左上には、「三ツ矢マーク」と呼ばれる特徴的な星の並びがあります。某有名サイダーを販売している会社のロゴマークににていることから親しみを込めて、巷では「三ツ矢マーク」と呼ばれています。

三ツ矢マークの1番明るい星でも3.7等星ですので、街中で観測する場合は双眼鏡を使うことをオススメします。(およその視直径が4°です。ご参考までに!)


☆②M2(球状星団)☆

(アストロアーツ)


秋を代表する球状星団(※)と言えば、ぺガスス座の「M15」、前回紹介したやぎ座の「M30」、そしてみずがめ座の「M2」といったところでしょうか?

M2の特徴としては、ほぼ天の赤道上にあること、球状星団の中ではかなり星の密集度が高いことが挙げられます。


(ぺガスス座「M15」・やぎ座「M30」・みずがめ座「M2」比較)

M15 等級:3.0等 視直径:22.20′×22.20′

M30 等級:7.1等 視直径:2.30′×2.30′

M2  等級:6.3等 視直径:1.86×1.86′


※球状星団は、数十万個の年老いた星が球状に密集しているものです。


【M2 探し方】

α星「サダルメリク」とβ星「サダルスウド」を結ぶ斜辺を使って、直角三角形を作るようなイメージで探すと良いでしょう。


☆③NGC7293「らせん星雲」(惑星状星雲)☆

(アストロアーツ)


肉眼では残念ながら見ることはできませんが、みずがめ座には「らせん星雲」と呼ばれる惑星状星雲(※)があります。一般的な惑星状星雲の視直径は、1~2′程度のものですが、らせん星雲は満月の半分もあろうかというくらいの大きな惑星状星雲です。


※惑星状星雲は、星の寿命が終わった後の放出されたガスに、中心星の光(紫外線)があたり輝いているものです。


(こと座 M57「リング状星雲」との比較)

M57    等級:15.4等  視直径:1.15×1.15′

NGC7293  等級:13.2等  視直径:13.4×13.4′

※満月の視直径:約30′


【らせん星雲 探し方】

δ星スカト→66番星→59番星と、星を頼りにたどると良いでしょう。




いかがだったでしょうか。


「北斗七星」や「夏の大三角」といった、星座でなくいくつかの星の集まりで形成される星の並びを『アステリズム』と言います。


みずがめ座の「三ツ矢マーク」は有名なアステリズムの中でも市街地では少し見えづらいものですが、ぜひ挑戦してみてください~


それでは、よい星空ライフを(=゚ω゚)ノ


ひらひら











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