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【星空】"ふたご座流星群2023"を観る方法★



三大流星群のひとつ"ふたご座流星群"。

今年は特に好条件が重なるため多くの流星を眺めるチャンスの年。

観測条件の良い場所では"1時間あたり最大70個"の流星が出現するという予想もあります。



「今年は絶対に流星見たい!」

「どこに行けば見える?」

"ふたご座流星群"観測の秘訣(観る方法)についてご案内します。



 


★流星観測に適した日

2023年のふたご座流星群は12月4日ごろ(活動期)から出現し始めます。

何もない時期と比べ流星が出現する確率が高まる期間です。


そして最も多い流星が期待できる(極大)は"12月14日夜~15日明け方"にかけて。

極大を過ぎると急速に流星は減少します。

流星観測に適した日は12月17日頃までの間とされています。


極大当日もしくは12/4~17の期間で雲が少ない晴れた夜が観測に適した日となります。

空が暗くなる21時ごろから空が明るくなる明け方まで"ほぼ一晩中"が流星観測チャンスです。



★流星観測が期待できる方角

流星群は放射点とよばれる空の場所から放射状に現れます。

(流星群には放射点の位置する星座の名前がつけられている場合が多いです。)


今回のふたご座流星群ではふたご座付近の放射点を基準に流星が出現します。

ただし広い空のどの部分で流れ星が出現するかは予想がつきません。

放射点(ふたご座付近)を注目して観測するよりは空全体を広く観ていた方が流れ星を見つけやすい。

さらに放射点から離れた方角の方が長く大きな流星を観測しやすいとされています。


ふまえると、

できるだけ空が広く見渡せるところで夜空全方位に注目することが流星を見つけるコツ。

長時間の場合は背もたれのあるイスを使うと疲れにくいです。

上級者は芝生にシート引いて寝転がって眺めます。



★月あかりが少ないので好条件

一瞬の微かな光=流星。

流星群と満月のタイミングが重なると「流星は多く出現しているけど月の明るさでかき消されてしまう」こともしばしば。

今年のふたご座流星群(極大日)は新月期に重なり月あかりの影響を受けにくいとされています。



★流星観測に適した場所

月あかりと同じく街の灯りの影響も少ない方が流星観測には有利となります。

郊外などの街灯りが少ない場所での観測がお勧めです。

空が暗ければ暗い方が流星観測の確立が高まります。


観測場所どこが良いか分からない??という場合には、

公開天文台などで流星群の観測イベントを実施している施設もあります。

近隣施設を調べてみるのも良いと思います。



★流星観測の方法

裸眼(遠方視力矯正した眼鏡)。

空の一部分を拡大して観測する天体望遠鏡や双眼鏡は不向きです。

肉眼で夜空全体を広く観測します。


★流星観測時の注意点

流星が現れないからといってすぐにあきらめないこと。

最低でも15分~くらいは夜空を眺め続けてください。


暗いところなので足元など注意してください。

とっても寒い時期なので防寒対策をしっかり行いましょう。

私有地への立ち入り、大声で騒ぐ、など天体観測時のマナーを守りましょう。


 

以上が2023年の"ふたご座流星群"観測の秘訣(観る方法)です。



日本でふたご座流星群の極大期が夜間(深夜~未明)であること。

さらに新月期であり月あかりの影響を受けにくいこと。

流星群観測に適したこれらの条件が揃うことは8年ぶりだそうです。


弊社天文担当スタッフも今年の期待度【星4.5/5個中】と申していましたので間違いないでしょう。


期間中は晴れることを祈りつつ(でもあまり騒がずそっとじっと)"ふたご座流星群"の大出現を期待したいと思います。



本記事を作成するにあたり国立天文台https://www.nao.ac.jp/astro/basic/geminid.htmlを参考にしました。




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