【TAC-PRO TiTaN】大型望遠鏡の制御システム更新事例@大阪府教育センター
- ナガタ

- 6月27日
- 読了時間: 3分

"TAC-PRO TiTaN(タックプロ タイタン)"とは
公共天文台などの大型天体望遠鏡に対応した制御システム。
望遠鏡(光学系、赤道儀)はそのままに、老朽化した大型望遠鏡の制御システムをリニューアルすることができ好評をいただいております。
先日、新たに施工いたしましたのでご紹介いたします。
施工場所とシステム更新の経緯

今回の施工場所は「大阪府教育センター」。
教職員の研究・研修に関する施設です。
設置されている天体望遠鏡は、
口径50cmニュートンカセグレン式反射望遠鏡。
フォーク式架台の赤道儀です。
設置から30年余り。
他の天文台施設同様、経年による制御システムの老朽化が主な問題点でした。
既存システムの撤去

まずは老朽化した既存駆動系を撤去します。
モーターやギヤ周りをすべて撤去しました。

大きな制御パネルやドライバーユニットもすべて不要となります。
新システム"TAC-PRO TiTaN"取り付け

特に異常のないウォームネジはオリジナルのまま使用。
モーターと減速ギヤを一新しました。

赤経赤緯各駆動部に取り付け。
ギヤの当たりを微調整。
バックラッシュがなくスムーズに駆動する位置を探り固定します。

それぞれの駆動部には各センサーを新設しました(ぼかし加工済み)。
望遠鏡が赤道儀と接触しないように制御するリミットセンサー。
導入時の基準となるホームポジションセンサー。などを配置。

新制御パネルを取り付け。
ピラー側面の操作者が扱いやすい場所に配置しました。
起動や原点復帰はこのパネルから行います。
完成&取り扱い説明

完成後の写真です。
ピラー側面のパネルとコントローラーが新しくなりました。
コントローラー単独で自動導入が可能です。
制御PCから星図ソフトを介した制御も行うことができます。
旧システムでは室内に置かれていたドライバーユニットもすべて制御パネル内に収納しました。観測室内のスペースが生まれスッキリ。配線も最低限の本数となっています。
このあと、実際に望遠鏡を操作する先生方へ新システムの操作説明を行いました。
理科の先生はじめ15名くらいお見えになり観測室内はほぼ満員状態。
天体観測会さながらの操作説明会となりました。
まとめ(お客様の声)

後日、担当の先生から使用後の感想をいただきました。
「起動から自動導入までの手順が簡略化された。」
「コントローラー微調整時のレスポンスが良くなった。」
「昼間の恒星や惑星が容易に導入できるようになった。」
総じて「使いやすくなったこと」にご満足をいただけたようです。
今後、生徒さんや教員の方向けの観望会を企画される予定とのこと。
授業などを通して多くの子供たちが天文に触れて興味を持ってもらえたら最高ですね。
再三になりますが"TAC-PRO TiTaN"は古くなった大型望遠鏡をリニューアルします。
操作性のハードルが下がることで天体観測施設の活用の幅が広がることが期待できます。
天文台、天体望遠鏡は使ってなんぼ。使ってもらってなんぼと考えますので、
私どもでもそのお手伝いができればと思っています。
"最後までご覧いただきほんまおおきに!(ありがとうございます!)"
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