夏の星座 はくちょう座
“はくちょう座”は夏を代表する星座として知られていますが、“白鳥”といえば冬のイメージがありませんか???
実際、日本で見る白鳥は、越冬のためにロシアのシベリア方面から飛来してきているものがほとんどで、夏が来る前にはシベリアに帰ってしまいます。
「はくちょう座が生まれた場所では、夏に白鳥を見る事が出来てたのかな?」っという安直な疑問が生まれましたが、実際は、白鳥が見える時期は関係なく…
はじめは“鳥座”として知られ、その後神話や詩などの影響ではくちょう座へと変化したようです。
ということで(?)今回の「季節の星座紹介コーナー!」は夏の星座「はくちょう座」です!
※お店には案内ボードも掲示しております。ご来店の際はぜひご覧ください。
★はくちょう座★
夏の大三角を形作る星座の1つ、はくちょう座。「北十字」と呼ばれる大きな十字の形が特徴の星座で、はくちょうのしっぽには「デネブ」と呼ばれる1等星が輝いています。
ギリシャ神話では、大神ゼウスが化けた白鳥として登場します。このお話でゼウスは、王妃レダとの間に双子を授かります。(なんとその双子は、冬の星座である「ふたご座」のモデルになっています。詳しくはふたご座のおはなしを見てくださいね!)
福岡の7月の日没は夜7時30分頃なので、星空観測は夜9時を過ぎてからがオススメです。暗くなったら東の空を見上げてはくちょう座を探してみましょう!
☆ 夏の大三角とはくちょう座を見つけよう ☆
夜9時の東の空高くに1番明るく輝いてる星を探しましょう。それがこと座の0等星のベガです。ベガの右下にある明るい星がわし座の1等星アルタイル、左下にある明るい星がはくちょう座の1等星デネブです。この3つの星を結んでできる三角形を『夏の大三角』と呼びます。デネブをはくちょうのしっぽと見立てて大きな十字の形を結ぶことが出来れば、はくちょう座は見つかります。
~とても遠い星デネブ~
デネブはアラビア語で「めんどりの尾」という意味があり、はくちょう座のしっぽにあたる星です。夜空にある無数の星の中でたったの21個しかない1等星と呼ばれる明るい星のひとつです。その中でもデネブはなんと、1番遠くにある星なのです。約1400光年という距離で、1秒で地球を7周半できる光の速さでも1400年かかる途方もない距離です。(ちなみに、こと座のベガは25光年です。)そんな遠くにあるのにも関わらず1等星として輝いているなんて、デネブはとっても明るいんですね~!
~おわりに~
〈はくちょう座(個人的)あるある〉
・はじめて星座線を見たとき、くちばし側としっぽ側を逆にして見てしまう。
・はくちょうの足のちょんちょんの星を探したくなる、かな?
・星座絵を見てはくちょうの下からのアングルだったことに気づく。
・デネブの距離を二度見する。
他にはくちょう座あるあるあったら教えてください!
それではよい星空ライフを~(=゚ω゚)ノ
ひらひら
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